ネット通販で苦戦しているオーナーへ
インターネット通販のオーナーへの提案
インターネット通販の店舗が置かれている環境
店舗コーディネーターの西村です。
32年間、店舗開発の仕事をしています。
いわゆるリアル店舗(実店舗)の出店の仕事です。
並行してインターネット通販の仕事も2003年から行ってます。
総務省の家計消費状況調査によりますと
2002年と2015年の比較で利用者は5.2倍に増えているそうです。
利用者が多くなったと同時にインターネット通販のショップも
実店舗と違った手軽さもあってかなりの店舗数になっていると思います。
例えば、大手の通販ショッピングモールでもモール内に40,000店以上、最大のモールですと310,000店以上出店しているそうです。
他の大手の通販ショッピングモールや独自にインターネット通販の店舗を構えるところも含めると、膨大な数の店舗がネット上にひしめいていることになります。
独自にネットショップを開設しても余ほど話題性のある商品でなければ、お客さんに店舗のサイトまでたどり着いてもらえません。
認知してもらうために色々な工夫をするのですが・・・。
そのひとつに大手のインターネット通販モールに出店するという方法もありますが、
なんと、そのモールの中に何万店ものライバルが出店しているのです。
私も2003年からレトルトカレーをネットで販売していました。
ちょっと有名なカレー屋さんがマスコミで話題になりましたので、
そこのホームページのサイトで販売したのですが、
思ったほどの売上は達成できませんでした。
現在は国内最大の店舗数のインターネット通販ショッピングモールに出店していますが、ライバルも多く、同じカテゴリーの商品だけでも、かなりの競合店があり、なかなか結果が出せておりません。(売上を伸ばすための努力を怠っているという面もありますが・・・。)
競合店対策・新たな環境への出店
私と同じような思いをされているネットショップのオーナーも大勢いらっしゃると思います。
そんな方々にご提案したいのが、
「ネットとリアルの融合」です。
大手の流通各社もオムニチャネルという言い方でネットとリアルの融合に取り組んでます。
要するにリアル店舗(実店舗)を構えて、ネットショップとの相乗効果を出しませんか?
現在、リアル店舗を構えるほとんどの店舗がネット通販も行ってます。
ほとんどの流通業がネットビジネスに参入しています。
大手流通業では正にネットとリアルの融合でネットで注文した商品を実店舗で受け取ったり、実店舗で手に取って見て気に入った商品をネットで注文したりなど、オムニチャネルを活用しています。
これではネットショップしか持たない店舗は不利です。
ましてや現在、話題になっている宅配業者の労働環境の問題から、再配達の問題、運賃の問題も世間をにぎわしており、ネット専業には厳しい局面も出てきてます。
そんな中、通販各社がリアル店舗を構える事例が増えてます。
なぜ通販各社は今、実店舗を構えるのか? | Fashionsnap.com
リアル店舗の出店方法については次回以降詳しくお伝えします。